もう一つの、冬の花

2012-12-07(Fri)
昨日の朝、隣の家に回覧板を届けたら、不思議な花を見つけた。
寒空の中、天使が飛びまわっているのかと錯覚するほど、一瞬驚かされた。
すぐ、私の撮影モードにスイッチが入ったが、仕事前だったので、
夕方帰宅し、撮影許可を頂いて、今朝、撮影することができた。

IMG_6779ppd.jpg

なんとも上品で、汚れを知らない天使たちだ。
しかも、この花たち、一様ではなく、変化に富んでいた。
私は、すぐ、ネットで調べた。

IMG_6786pd.jpg

ご存じの方も多いと思うが、この花は、ヤツデだった。
玄関前に、ごく自然に植えてあり、何度も、隣の家を訪れていたのに、
今まで気付かずにいた植物だった。

IMG_6876pd_20121208113643.jpg

ネットで調べて知ったことだが、
普通、花は、枝につぼみを付け、花が咲き、受粉して実をつける。
しかし、ヤツデは、そんな単純ではなかった。
大体にして、花の少ない冬を狙って咲くところから、目立ちたがりなのか、個性派なのか、
ただ者ではない!!

IMG_6815pd.jpg

ヤツデは、花が枝につける並び方を花序(かじょ)というが、それを、円錐形に広げる。
そして、一番上から花を咲かせるが、その花も、一筋縄ではない。
球状の散形花序が集まって、さらに大きな円錐花序となるが、
一番上の散形花序から咲き始める。
しかし、最初は、雄しべのみをつける花である。
そして、がくや雄しべが消えると、中央から雌しべが出てくる。
だから、この雌しべにつける花粉は、別の花の雄しべからのものとなる。
こうして、近親結婚を避けている。

IMG_6818pd_20121208113719.jpg

5枚のがくと、雄しべは、それぞれ5本ずつ付いている。
受粉のため虫を呼び寄せる甘い蜜が、キラキラ光っていた。
中央に少し見えて来たのが、雌しべである。

IMG_6832ppd.jpg

きれいに伸びた雌しべは、まだ見られなかった。
下の画像で、上に見える散形花序では、がくが消え、雄しべもなくなって、雌しべがすこし伸びてきたのが見える。
1本のように見えるが、これが、5本の雌しべに成長する。
そして、春には、黒くなった実をたくさんつける。
ヤツデの、こだわりあるラブストーリーだ。
参考ネット: ヤツデの花を見る

IMG_6853ppd.jpg


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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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