アジサイの咲くころ

2012-07-12(Thu)
まだ残る、息子の結婚式の疲れを、心地よく感じながら目覚めた朝、
庭のアジサイは、朝日を浴びて、輝いていた。
もう、6時が過ぎ、私は、出勤の準備を始める時間だが、
アジサイからの呼び掛けを聞いて、カメラを向けた。
いつものことだが、カメラを持つと、私の時間は、止まってしまう。
家内の心配の声を余所に、私は、もう1枚、もう1枚と、シャッターを切った。

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これらのアジサイは、横浜の義兄が母の日に贈ってくれたものだ。
鉢植えの小さいアジサイだったが、庭に植えたら、大きく育った。
都会生まれのアジサイのせいか、品のある香りが漂う。
梅雨が似合うアジサイだが、不規則な天気が続く今年、どんな気持ちで、咲き誇っているのだろう。

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今日、一人の作業制服を着た男性が、家を訪ねてきた。
福島市長と、業務委託共同企業体の所長の挨拶状を持っていた。
いよいよ、我が家も、除染が始まるのだ。
この挨拶で、除染業務開始となり、その後の日程が決まった。

第2工程は、自宅の庭、建物の形状や仕様の測量調査と図面化。
第3工程は、建物外部の現状調査と放射線量の測定。
第4工程は、住人の私たちと、福島市の監理員、業務委託業者の三者での話し合い。
        その時室内の放射線測定と、記録写真の撮影。
第5工程に入って、やっと、除染の本作業に入る。
第6工程が最後で、除染後のモニタリング調査をして、終了となる。

除染作業は、以前聞いた予定より、遅れている。
このままでいくと、我が家の除染は、9月になるという。
無駄な時間と経費が、無駄に失われていく。
こんな謂われもないストレスを受けなければならない住人がいるのに、
それでも、原発を再稼働させた現実。
原発を動かす人間は、福島に1年以上住むことを要求する。

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このアジサイが、来年も、見られるという保証はない。
除染のため、伐採される恐れがあるからだ。
今まで見えなかった、放射能汚染。
これからは、除染という見える形で、放射能汚染の現実が、突き付けられる。
原発事故は、今も、大事なものを、どんどん、失わせ続けている。
原発事故の被害は、去年の3月11日から、日増しに、日常的に、今も続いている事を、忘れてはならない。

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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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