ブログ小説 「いつも、涙のそばに、君がいた。」 あとがき
2012-03-07(Wed)
吾妻高原聖アンナ教会献堂20周年感謝記念
ブログ小説 「いつも、涙のそばに、君がいた。」 慈与恩
あとがき
ブログ小説「いつも、涙のそばに、君がいた。」を、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
この小説は、予告でも触れましたが、
東日本大震災、大津波、福島第1原発事故、また昨年起きた様々な災害を受けた方々を思い、
少しでも、私なりに、被災者を応援できないかと、掲載しました。
間もなく、あの日3月11日を迎えようとしています。
この日を境に、あの悲劇の光景がフラッシュバックし、また、辛い思いをなさるかもしれません。
それぞれ、どんな思いでその日を迎えるのでしょうか。
まだ、1度も被災地を訪ねられないでいる私としては、想像を超えています。
どんなにか悲しく辛い、その出来事は、最悪であり、地獄であり、希望もありませんでした。
被災者は、1年間、ひたすらそれを引き摺ってきました。
私も、一緒にその重荷を担ぎ、寄り添おうと努めました。
大地震、大津波、原発事故、放射能汚染、風評被害、そして、「ふくしま」という差別。
それらをリセットできず、私たちは、有無を言わさず、受け入れなければなりませんでした。
でも今、私たちは、もだえ苦しみながら、少しずつ、周りが見えてきたと思います。
多くの方々の援助、支援、励ましの言葉、名も知らない方からの応援メッセージ。
お陰さまで、辛くても、この1年、どうにか持ちこたえました。
そこで、はっきり分ったことは、「自分は一人ぼっちではなかった」ということ。
「どんな状況にあろうと、自分は、決して一人ではない」そのことを、私は強く伝えたかったのです。
一人ではないから、そこに希望があり、夢があり、勇気を持って一歩前に進む事が出来ます。
そして、もう一つ言えるなら、こんな「わたし」でも、誰かのそばに寄り添うことが出来る存在だということ。
幸せは、一人でやって来ません。
昨日より今日、今日より明日、少しでもいいから、前を向いて歩きましょう。
必ず、あなたに、一番あなたを思ってくれる人が、どんな時も、一緒に付いておられますから。


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