クリスマスの朝

2011-12-25(Sun)
今年のクリスマスイヴ・キャンドルサービスが、昨夜、無事、終えた。
始まる1時間も前から、何組もの若いカップルが、礼拝堂に入り、それぞれのクリスマスを迎えていた。
出たり入ったりだったが、イヴの礼拝に50人ほど来られた。
午後7時から始めたが、その頃から雪が降り始め、ホワイトクリスマスになった。

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今年のクリスマスメッセージは、旧約聖書のヨブ記から始めた。
熱心に神を信仰していたヨブは、家族や財産に恵まれ、豊かな生活をしていた。
ところが、サタンが、ヨブの信仰を試そうと、災いをもたらし、ヨブは、家族と豊かな財産を失う。
しかし、ヨブは、「わたしは裸で母の胎を出た。また裸でかしこに帰ろう。主が与え、主が取られたのだ。
主のみ名はほむべきかな」と言って、神に愚かなことを言わなかった。
さらにサタンは、ヨブを試そうと、ヨブに重い皮膚病をもたらした。
それでもヨブは、「われわれは神から幸をうけるのだから、災をも、うけるべきではないか」と述べ、
罪を犯さなかった。
ヨブは、自分に起きた全てのことを受け入れ、神に祝福された。

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被災地を回って説法を続けた、瀬戸内寂聴さんの話にも触れた。
「無常(むじょう)」の世界が現実であり、天変地異はじめ、人間関係でも、常に移り変わりるということ。
いつも同じであることはあり得ない、それが人生である。
「定命(じょうみょう)」とは、寿命のこと。人それぞれには、定められた命があり、それを変えることは出来ない。
もう少し長生きできたのにと思っても、長い短いではなく、ただそれを、寿命として受け入れること。
「和顔施(わがんせ)」とは、笑顔を見せること。そうすることによって、自分だけでなく、周りの人をも明るくする。
瀬戸内寂聴さんは、津波の被災地、また福島の原発事故避難者を見舞い、教えを説いて回り、
まず、現実をあるがままに受け入れ、そこから少しずつ、一歩一歩、歩み始めることの大切さを話された。

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クリスマスは、2000年前、当時の混迷した聖地イスラエルに、救い主として来られたキリストの誕生を祝う日。
今年の日本は、大震災、原発事故の他にも、火山、台風、大雨の被害が起きた。
まさに、救い主が来られるに相応しい、聖地となった。
希望の光としてのキリストは、まさにすべてを受け入れたものに、慰めと勇気を与えて下さる。
どうか、私たちそれぞれに寄り添って下さるキリストを迎え入れ、明日を信じて、今を大切に、生きましょう。
どんな小さな喜びでも見出せたなら、それをみんなで分かち合い、明日への力に変えましょう。
「われらの主よ、来りませ(マラナ・タ)」と、今年ほど、強くクリスマスを待ち望んだことはなかった。

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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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