アドヴェントリース

2011-12-21(Wed)
今年のアドヴェント(クリスマスを迎える準備の期間)は、11月27日(日)から始まった。
4回の主日(しゅじつ・主イエス・キリストの甦りの日・日曜日のこと)を迎えて、クリスマスが来る。
そのアドヴェントが始まると、玄関や壁に、オーナメントを飾ったリースを下げる。
それは、クリスマスの季節が終わる、1月6日まで続けられる。

今年は、12月に入っても、結婚式が続き、忙しい中、24日の、クリスマスイヴ、
25日のクリスマス・主イエスキリストの降誕日を迎えることとなった。
心に余裕のないまま、今年は、どうクリスマスを迎えたらいいものか、思い巡らしいていた矢先、
今日の午後、中年のご夫妻が、教会を訪ねて来られた。
とても上品な語り方で、「クリスマスの礼拝は、何時から始まりますか」と、尋ねてきた。

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お話を聞くと、毎年、聖アンナ教会のクリスマス礼拝に、来られているお二人だった。

奥様から、話し始めた。
「私たちは、クリスチャンではありませんが、主人の母が80歳になって、兄嫁に誘われて教会に行くようになったのです。それ以来、母は、元気になり、とても明るくなりました。
田舎で、義父に先立たれ一人きりになって、生き甲斐をなくしていましたから。
そんな母を、そう聖アンナ教会が出来て間もなくでしょうか、ここに連れて来たのです。
その時、牧師さんからお話をお聞きし、鐘を鳴らして頂きました。
母は、それを大そう感激し、その喜んだ姿が、今でも忘れられません。
翌年、母は、87歳で亡くなりました。
私たちは、その母を想いながら、聖アンナ教会のクリスマス礼拝に、来るようになりました」。

ご主人も、続けて話された。
「母は、茨城の教会で洗礼を受け、教会生活を楽しんで、天国に旅立ちました。
あまり人前で話す母ではなかったのですが、聖アンナ教会に来た同じ年、家族が集まったとき、
母は立ち上がり、珍しく話し始めました。
『みんな核家族になって生活しているけれど、それぞれ、愛を育みなさい、それが大事なことよ。
私は、お葬式を教会でします。そしてそれは必ず、みんなを感動させると思いますよ』。
母は、母なりに、苦労してきましたが、その時は、幸せに満ちていると、強く感じました。
母は、教会で葬式をし、田舎の墓地に、牧師さんと信者さんを迎えて、
母の希望通り、愛唱聖歌が歌われるなか、納骨式も済ませました。
母の言う通り、私たちは、本当に感動させられました。
今年も、そんな母を想い出しながら、聖アンナ教会のクリスマスに、出席したいと思っています」。

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今年も、色々な思いを持った方々が、クリスマスの礼拝に来られるに違いない。
私は、お二人のお話を聞いて、クリスマスのヴィジョンが与えられたような気がした。
ふと、外を見ると、雪が降り始めていた。


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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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