芝の蒼さ

今朝、４時前から、空が明るくなった。
天気予報通り、日が昇ると、強い光が、眩しく輝いた。
私は、家の中にいるのがもったいないと、庭の草木に水をかけ、しばし、芝の蒼さに見とれた。

義母は外仕事が好きで、暇さえあれば、草取りをしているが、
今、体調を崩して、県立医大付属病院に入院している。
医師から、退院が近いことを告げられたが、
義母が家に戻るまで、私が庭の手入れをしている。



庭仕事をして気になるのは、やはり、放射線量だ。
聖アンナ教会近辺は、ほとんど影響が無いものの、
私の住んでいるエリアは、福島市内でも、高い放射線量が測定されている。
幼児、小学生を持つ親は、心配している。
校庭や、公園の表面土砂を取り除き、少しでも線量を減らそうと懸命だ。

町内会で、放射線量計の貸し出しを始めた。
私は、早速申し込んだが、１台しかないので、借りられるのは、１週間後、しかも、たった１時間だ。
芝の蒼さを見ながら、人間の為す愚かさに、改めて、怒りが込み上げてきた。





　　
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