希望の光

2011-06-08(Wed)
午前中、健康診断を受けるため、市内中心にある、大原健康クリニックに行った。
朝8時過ぎ、指定駐車場から歩いて行ったが、汗ばむほどだった。
昨日は、29.9度で、今日は、27.9度だが、今日のほうが、暑く感じた。
検査後、ドクターから診察を受けたが、特に問題はなかった。

正午に教会に戻ったが、日差しが強く、ここも暑かった。
午後4時過ぎ、東の空に、青空が広がり、西の空に、雲が多くなった。
雲の隙間から、一閃(いっせん)の光芒(こうぼう)が現れ、希望を感じた。

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今日の地元新聞、福島民報・朝刊に、その希望を感じる記事がいくつか載っていた。

その一つは、東京電力福島第一原発事故の原因の究明と、被害の拡大防止、再発防止について、政策提言を求める、内閣が設置した第三者機関、「事故調査・検証委員会」(委員長・畑村洋太郎東大名誉教授)が、7日に初会合を開いた記事だ。
その中で、畑村委員長は、「原子力は危険だ。安全とされてきたことは、間違いと思っている」と、挨拶した。
6月中に、第一原発を視察する考えも示した。
原子力の専門家を一人も入れない異例の構成に、政府の原因究明、再発防止への意気込みを感じた。
委員の一人、川俣町長・古川道郎氏は、「福島県の再生につながる議論を期待する」と述べた。
長期戦になると思うが、この委員会の動静を、希望を持って見守りたい。

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二つ目は、「福島で、原水禁大会開幕へ」という記事だ。
原発事故のため、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)は、7日までに、
今年の原水禁世界大会を、7月31日に福島市で始める方針を決めたとある。
そして、今まで、被爆国の立場から核兵器廃絶を主テーマにしたが、今回は、原発問題を前面に、
「脱原発」を訴えるという。
7月31日に、福島市で、旧ソ連・チェルノブイリ事故の被災者らも参加し、原発問題を討議し、市内をデモ行進する。
隣の記事には、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の定期総会が、7日、東京で開かれ、田中熙巳事務局長が、原発事故被災者に、健康管理手帳を交付するよう、政府に要請したことを、報告した。
これからは、世界的に、ヒロシマ、ナガサキ、そして、フクシマと、原子力の問題で取り上げられる。
どうもがいても、フクシマの事故の事実は、消し去ることはできない。
この事故を逆手に、日本のみならず、世界の原水爆、原発の廃止に動いてくれることを期待したい。
すでに、ドイツは、フクシマの事故により、原発の廃止を決めた!!

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もう一つは、「原子力、将来どうする」という、脱却と維持の相対立する意見の記事だ。
環境エネルギー政策研究所長・飯田哲也氏は、脱却の立場から、原発の将来は、現在全電力の20%程度に落ち、新増設できる可能性は、ゼロとし、原子力は安く、自然エネルギーは高いと言われたことに対しても、原発事故の損害、核廃棄処分、立地補助金を考えれば安くない。送電網を独占してきた電力会社が、自然エネルギーの導入を拒否して来た今の体制から、発電、送電を分離し、地方が主導権を持って発電所を建設し、収益が地元に落ち、小規模の自然エネルギーなら、雇用創出にもつながると述べた。
それに対し、地球環境産業技術研究機構理事の、山地憲治氏は、維持の立場から、地球温暖化対策の重要性を考えれば、原子力という選択肢は、維持すべきだ。事故の教訓を生かせば、過酷事故への対応能力も向上し、原発の安全性はさらに高まる。再生可能エネルギーの価格は、とくに太陽光は、非常に高い。原発の約7倍の設備容量が必要になる。省エネ、再生可能エネルギー、原発、それに化石燃料の効率的な利用という四つをうまくミックスすることの重要性は、事故の後も変わらないと、述べた。

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最近、原発事故の小康状態が続くなか、原発廃止の意見より、日本の経済を心配するあまり、
原発推進の意見が強まってきた。
いまだ、原発の、安全神話のご利益に、すがろうとしているのだ。

私は、情け深く心広いと自負しているので、私なりに、原発維持の考えに、条件付きで、歩み寄ってみた。
その一つの条件は、、福島県をはじめ、全国の陸と海、川すべての放射線量を、事故前の数量に戻すこと。
二つ目の条件は、、原発設置に関わった、政府関係者、原子力研究者、電力会社の幹部は、原発1キロ圏内に、家族と共に、原発廃炉完了まで、責任を持って、住むこと。
三つ目の条件は、設置した都道府県に、原発と利害関係の無い、原発停止委員会を設け、政府、経済界、電力会社、原子力研究者の意見に関係なく、危険と感じた時、いつでも停止できる権限を与えてくれること。

原発事故に、希望の光は、いつ、見えるだろうか。

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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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