バラが咲いた!!

2011-06-03(Fri)
6月にしては、肌寒い日が続いたが、今日は、朝から日が昇り、久しぶりに、暖かな朝を迎えた。
福島は、暖かくなると、限度を超え、暑くなる。
午後3時44分、27.5度まで気温が上がり、外を歩くと、汗ばむほどだ。

朝日を浴びて、我が家の庭に、白バラが咲いた。
ウエディングドレスをまとった花嫁のようで、しばし、時の過ぎるのを忘れた。

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しかし、昨日の国会での、内閣不信任案否決騒動は、なんだったのか。
しかも、さらなる政治の混迷、空白は、まだ、続いている。
大震災、原発事故の被災者にとって、耐えられない。
福島は、それに津波、風評被害に加え、5つ目の政治混乱が、さらなる被害拡大にならないか、恐れる。

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今回の大震災から始まって、現在に至る経緯の中で、見えてきたものがある。

一つは、東京電力、安全保安院の記者会見を見て、同じ光景を思いだした。
それは、オウム真理教が犯した犯罪で、教団幹部との記者会見場での光景だ。
サリン事件など、沢山の犠牲者を出した事件だったが、
表情を変えず、淡々と、自分たちの専門用語を並べて、やり過ごそうとする態度に満ちていた。
そして、教祖への忠誠から、被害者への謝罪がないばかりか、自分たちは無関係であると、うそぶいた。
明らかに事実を隠そうとする動きが、見え見えだった。

東京電力、安全保安院も、原発の安全を信奉し、自分たちが犯した犯罪であると、心から認めない。
そうでなければ、時折、うす笑いさえ見せて報告する担当者の顔は、一体、何なのか。
本当のことを伝えられない緊張が、そう、させるのか。
原発は、絶対安全から、危険極まりない事業であると、認識を変えなければ、
オウム真理教と同じく、無責任な、無関係を装う表情は、続くだろう。

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もう一つは、「菅おろし」と呼ばれる、政界のごたごたである。
私は、いつも言うように、どの政党にも所属しなければ、政治に対しては、中立である。

でも、今回は、あえて言わせて頂く。
日本が今、大変な時期に、政争に時間を割く余裕はない。
避難している人、被災者に、この状況は、さらなる苦しみを与えている。

何が、「菅おろし」に駆り立てるのか、だれもが判を押したように叫ぶ割に、
では、だれが首相であるならいいのか、それが見えて来ない。
ここにも、無責任の顔が並んでいる。

私は、この一連の流れは、原発廃棄に動いた菅首相の動きを警戒しての行動と、見た。
6月3日現在、54基ある原発のうち、35基が停止、また定期検査で動いていない、異常事態だ。
しかも、19基の稼働している原発も、定期検査に入る来春に、すべての原発が止まる可能性がある。
産業界、経済界、電力会社、原発を推進する研究機関は、エネルギー問題以前に、
自分の存在の、最大の危機を感じていたはずだ。
原発をご本尊と拝む信者は、「菅おろし」をお題目に、目を血走らせた。
「菅おろし」を実現し、原発推進に軌道変更を求めなければ、
政治家たちも、自分の選挙区始め、支持母体から、手を切られる恐れさえあった。
原発を1基動かすのに、何兆円もの金が動く。
彼らは、原発事故による、一人の被爆者を防ぐより、原発に頼る経済活動を選んだのだ。

自分のことしか考えない輩に、国を任せることはできない。
菅首相だったからこそ出来た、浜岡原発の即時停止を、肝に銘じなければならない。

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それにしても、バラの花は、美しい。
どんなに放射能が来ようと、美しく咲き誇っている。

震災被災者の方々、避難している方々、復興のため、一歩、一歩、努力しているみなさん、
もう少し頑張ってください。
また、自衛官、警察官、消防職員、全国から応援に来られている地方職員、各企業関係の皆さん、
ご苦労様です。
それぞれに対し、深く感謝申し上げます。
私は、朝夕、震災の復興と、原発の収束を祈り続けています。
大震災から、もう3カ月になりますが、現状は変わらないように見えても、みんなが動いています。
バラの花のように、今、咲くことが出来なくても、つぼみをつけ、花を咲かせる時が、必ず来ますから。

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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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