母の日の、アジサイ

2011-05-19(Thu)
今日は、急に、暑い日となった。
午後2時57分現在、30.3度、今年最初の、真夏日だ。
そんな中、アジサイの花が、涼しげに、咲いている。

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このアジサイは、義母の母の日に、義兄夫婦が、横浜から送ってくれたものだ。
福島では、6月にならないと咲かないが、温室で栽培されたものか、今盛りと、美しく咲いている。
義兄は、福島の放射能測定値を見て、避難しなくていいのかと、心配している。
私も、それが気になり、毎朝、一番に測定値を確認することが、日課となった。

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でも、毎日の生活は、いたって、普通そのもの。
一応、東電の原発事故に抗議して、外に出るときは、帽子とマスクを着用している。
だから、より、今までの普通の生活をするよう、務めている。

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テレビ各社は、原発事故の緊迫した状況を、毎日、報道しているが、最近、感じることがある。
それは、地元にいる私たちと、安全圏にいて報道、解説する人たちとの、温度差である。
原発の模型や図を使って、詳しく述べるが、私はもう、見る気がしない。
火事で自分の家が燃えているのに、火元、家の構造、耐火性を論じられても、今さらという気持ちだ。
今知りたいのは、いつになったら、安心できる生活が出来るかであり、
その日まで、私たちは、どういう備えをしたらいいのか、ということである。

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きっと、避難してきた人たちと、私たちの間でも、大きなギャップがあるように思う。
家、田畑、故郷を離れなければならない状況は、異常を超えた、不条理そのものである。
いつ戻れるか分からない状況の中、簡単に、同情することすらできない、悲劇である。
だから、私は、少しでも、被災者の立場に自分を置き換え、
共に、今ある状況を、少しでも乗り越えたいと思っている。

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今日の新聞に、一つの希望を見出した。
計画的避難区域の飯舘村と、川俣町山木屋にある、工場や特別養護老人ホームに、
事業継続が認められたことだ。
事業継続には、順守事項があるものの、550人の雇用が確保され、
関係者に、安堵の表情が見られたと、書いてあった。
安全、安心が優先されることは、言うまでもないが、
故郷に残り、故郷の灯をともし続ける勇気とその覚悟に、感動した。

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義母は、今、大好きな庭仕事が出来ないので、義兄夫婦からのアジサイを見て、ほっとしたようだ。
避難している人たちも、自分が一番安心できる地で、一日も早く、ほっとできることを願っている。



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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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