ひこばえ(蘖 )

2010-11-05(Fri)
秋深まる、この時期、この光景は、如何に。
まるで、田植えを終えた早苗のごとき、青々としている。
麦畑の、麦踏みでもあるまいし、稲刈り後の、この景色に、納得できなかった。
これらの芽は、稲刈り後の切り株から出ている。
数年前から、この芽の名前を知りたかった。
農家の人に聞くが、はっきり分からない。
意を決して、福島県農業試験場会津支場に電話した。

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さすが、専門家、すぐ答えが返ってきた。
「それは、ヒコバエといいます」
最初、昆虫の名前かと、理解できず、何度も聞いて、確かめてしまった。

ひこばえ( 蘖 )
蘖(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」という。春から夏にかけて多く見られるが、俳句では春の季語となっている。
森林伐採の後、切り株からの蘖によって新たな森林ができるようにすることを萌芽更新という。かつての里山はこれによって維持された。カシ類などは種子からの株は単独の茎をまっすぐに立てるが、切り株からでた場合はやや斜め、切り株から外向きにでることが多い。芽が大きな木にまで成長する頃には切り株自体は枯れて腐って消失するが、わずかに間を開けて複数の幹が、それぞれやや外向きに伸びていれば、その内側に切り株があったのだと分かることもある。幹を切らなくても、環境悪化などによって主茎が弱った場合などには蘖が多数でることがある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

稲掛けと、ひこばえの、何と不思議な場景であることよ。

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沖縄では、温暖な気候を利用し、同じ田で、二回苗を植え、二回、コメの収穫をする二期作があるが、バングラディシュでは、このひこばえを育て、二度収穫するという。

私の人生も、ヒコバエのように、もう一度、復活したらいいのにと思った。
そしたら、側にいる人が、「もう、今がヒコバエかも・・・」と、のたまわる。
ああ、何度、ヒコバエを迎えても、この稲のように、朝露に光りながら、青々としていられるだろうか。

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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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