三春滝桜に謁見(えっけん)す!!(前篇)
2010-04-27(Tue)
26日(月)、晴天に恵まれ、三春の滝桜に出かけた。
今まで、何度か、見に来たが、桜咲くとき、車が混み合うことを知って、滝桜だけ見ることができなかった。
今回、ブログに載せようと、覚悟して出かけた。
三春滝桜(みはるたきざくら)
三春滝桜とは、福島県田村郡三春町にある、樹齢1000年以上のベニシダレザクラ(紅枝垂桜)の古木である。「三春の滝桜」、または単に「滝桜」とも呼ばれる。毎年4月中・下旬に四方に広げた枝から薄紅の花が流れ落ちる滝のように咲き匂うことから、この名がある。天保の頃、加茂季鷹の詠歌によってその名を知られ、三春藩主の御用木として保護された。樹高は12m、根回りは11m、幹周りは9.5m、枝張りは東西22m、南北18m。
日本五大桜または三大巨桜の1つであり、1922年(大正11年)10月12日には2本の桜と共に国の天然記念物に指定された。1990年(平成2年)には「新日本名木100選」の名木ベスト10に選ばれ、桜の名所ランキングでは常に第1位の評価を得ている。
2005年(平成17年)1月の大雪で枝が十数本折れる被害に見舞われた。2008年(平成20年)から2009年(平成21年)にかけて、本桜を含む14種の花の種を国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に8カ月半滞在させた後に地球へ戻し、無重力状態が発育に与える影響などを調べるという実験が行なわれた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

車が混まない時間を見て、午前7時に着いた。
20日が満開予定であったため、この日は、祭りが終わり、規制がなく、道路には、すでに何台もの路駐があった。
でも、駐車場に、余裕で入れ、ゆっくり、滝桜を観賞できた。
しかも、協力金一人300円の徴収も無く。
2度の雪に降られ、満開予定日が遅れ、ちょうど満開となった。
花がたわわに咲き誇り、これ以上の光景はないと思うほどに、圧倒された。

この滝桜は、花がない時でも、威厳に満ち、オーラを感じていた。
滝桜を「見る」と言うには、おこがましい。
私は、滝桜にお会いする気持ちで、謁見した。

滝桜を一周して気付いた。
滝桜は、ある一定の方向を向いて、咲いていた。
それは、南東、日が昇る方向である。
太陽を背にして滝桜を見ると、花が全ての枝を隠すように咲いている。

時計の逆回りに滝桜を一周すると、徐々に、枝の伸びようが見えてきた。
その枝は、尋常な枝の伸びではない。

森羅万象、1000年以上の歴史を見つめ、風雪に耐え、すべてを知り尽くしているほどの迫力だ。
そして、その姿に、厳父のイメージを重ねた。

花木のイメージは、その花の美しさから、女性をイメージする。
しかし、滝桜には、美しさを超え、生命の厳しい営みを通して、仙人のような神秘を漂わす。

美しくもあり、厳しくもあり、この滝桜に出会うものは、ただ心打たれて、へりくだる。
人は、それを神々しいといい、自分のはかない命を、滝桜の命に預け、一時の安寧を祈る。
日本一の滝桜と言わしめる所以が、ここにある。

願わくば、この滝桜が、我ら愚かな人間に、その姿を示し続け、
真実とは何か、真理とは何か、哲学する心を気付かせてくれんことを。
さらに願わくは、我ら、小さく、いかに、か弱いものであることを、悟らせてくれんことを。

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今まで、何度か、見に来たが、桜咲くとき、車が混み合うことを知って、滝桜だけ見ることができなかった。
今回、ブログに載せようと、覚悟して出かけた。
三春滝桜(みはるたきざくら)
三春滝桜とは、福島県田村郡三春町にある、樹齢1000年以上のベニシダレザクラ(紅枝垂桜)の古木である。「三春の滝桜」、または単に「滝桜」とも呼ばれる。毎年4月中・下旬に四方に広げた枝から薄紅の花が流れ落ちる滝のように咲き匂うことから、この名がある。天保の頃、加茂季鷹の詠歌によってその名を知られ、三春藩主の御用木として保護された。樹高は12m、根回りは11m、幹周りは9.5m、枝張りは東西22m、南北18m。
日本五大桜または三大巨桜の1つであり、1922年(大正11年)10月12日には2本の桜と共に国の天然記念物に指定された。1990年(平成2年)には「新日本名木100選」の名木ベスト10に選ばれ、桜の名所ランキングでは常に第1位の評価を得ている。
2005年(平成17年)1月の大雪で枝が十数本折れる被害に見舞われた。2008年(平成20年)から2009年(平成21年)にかけて、本桜を含む14種の花の種を国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に8カ月半滞在させた後に地球へ戻し、無重力状態が発育に与える影響などを調べるという実験が行なわれた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

車が混まない時間を見て、午前7時に着いた。
20日が満開予定であったため、この日は、祭りが終わり、規制がなく、道路には、すでに何台もの路駐があった。
でも、駐車場に、余裕で入れ、ゆっくり、滝桜を観賞できた。
しかも、協力金一人300円の徴収も無く。
2度の雪に降られ、満開予定日が遅れ、ちょうど満開となった。
花がたわわに咲き誇り、これ以上の光景はないと思うほどに、圧倒された。

この滝桜は、花がない時でも、威厳に満ち、オーラを感じていた。
滝桜を「見る」と言うには、おこがましい。
私は、滝桜にお会いする気持ちで、謁見した。

滝桜を一周して気付いた。
滝桜は、ある一定の方向を向いて、咲いていた。
それは、南東、日が昇る方向である。
太陽を背にして滝桜を見ると、花が全ての枝を隠すように咲いている。

時計の逆回りに滝桜を一周すると、徐々に、枝の伸びようが見えてきた。
その枝は、尋常な枝の伸びではない。

森羅万象、1000年以上の歴史を見つめ、風雪に耐え、すべてを知り尽くしているほどの迫力だ。
そして、その姿に、厳父のイメージを重ねた。

花木のイメージは、その花の美しさから、女性をイメージする。
しかし、滝桜には、美しさを超え、生命の厳しい営みを通して、仙人のような神秘を漂わす。

美しくもあり、厳しくもあり、この滝桜に出会うものは、ただ心打たれて、へりくだる。
人は、それを神々しいといい、自分のはかない命を、滝桜の命に預け、一時の安寧を祈る。
日本一の滝桜と言わしめる所以が、ここにある。

願わくば、この滝桜が、我ら愚かな人間に、その姿を示し続け、
真実とは何か、真理とは何か、哲学する心を気付かせてくれんことを。
さらに願わくは、我ら、小さく、いかに、か弱いものであることを、悟らせてくれんことを。

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