ヤコブ義隆君を偲んで

2016-03-10(Thu)
明日、東日本大震災、津波、そして原発事故から5年目の節目を迎える。
政治家たちは、5年間の復興事業の成果を強調するが、地元では冷めた印象しかない。
まだ何万人もの仮設住宅生活者がおり、放射能汚染で今でも自分の家に帰れない。
悲観的な思いが続いていたが、昨日、久しぶりに朗報を聞いた。
大津地方裁判所は山本善彦裁判長によって、高浜原発運転差し止めの仮処分を下したからだ。
少し、希望の光が見えた。

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今日の画像は、個人的なものだが、敢えて掲載した。
2014年6月、蔵王にある友人の別荘で撮影した。
私の仙台時代から40年以上続く教会仲間だ。
時折集まって信仰を深め合って来たが、震災後、久し振りに私も加わった。
その中のひと家族は、震災後の津波で実父を失った。
自分たちも、奇跡的に危機一髪で津波から逃れることが出来たが、
2週間も避難所暮らしをしながら、遺体安置所を回ってご尊父の遺体を捜し歩いた。

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もうひとつの家族は、20年前から人工透析を続けていた。
震災のため、いつもの病院で透析が受けられなくなり、死線を彷徨った。
どうにか別な病院で受けられたが、死を覚悟したと話した。
その後何度か体調を崩し、その度重篤になったがそれを乗り越えて来た。
ところが先月、入院先の病院で急逝した。
ヤコブ義隆君、私と同じ歳だ。
教会では、一緒に青年会活動を起こし、一つにまとめ、いつも楽しい企画を作った。
日曜学校では、子供たちと一緒に遊び、新地のときわ旅館で夏期キャンプをした。
私が教会を離れることになると、一番に心配して福島に駆け付けてくれた。
聖アンナ教会の閉館を知ると、心配して電話をくれた。
もう亡くなってひと月になろうとしているが、
今でも彼から、別荘での集まりの誘い電話が来るような気がしてならない。

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こちらからは、 ドローンで撮影した聖アンナ教会の動画 を見ることが出来ます。
なお、挙式されたお二人の、お幸せな画像は、こちらからご覧いただけます。Happy Wedding !!
  ( 掲載の画像は、お許しを頂いた挙式者様だけの画像で、挙式者様すべてではございません )


人気ブログランキングへ  ban_anna1.jpg  聖アンナ教会結婚式のイメージ!!
プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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