魅力的な、こぎん刺しストール!!

2015-06-27(Sat)
先週、6月23日(火)午後7時30分から、NHK BSプレミアムで、
「イッピン・針と糸が作る ひし形の宇宙 ~青森のこぎん刺し~」が放映された。
いつも観ている番組ではないが、タイトルが気になり、家内と、期待しながら観ていた。
するとすぐ、昔からの友人、弘前こぎん研究所の成田所長がテレビ画面に現れた。
彼は、津軽地方の、こぎん刺しという伝承文化を、地道に伝えながら、後継者を育てていた。
番組は、伝統的なこぎん刺しから、その基本を忠実に守った現代風の作品まで紹介していた。
その中で、心惹かれたのが、こぎん刺しストールだった。

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番組は、女優の、大後 寿々花さんを案内人に、こぎん刺しの魅力を探った。
最初、弘前こぎん研究所の、成田所長を訪ね、その歴史、こぎん刺しの特徴を聞いた。
こぎんとは、野良着を意味し、津軽地方では綿の栽培ができず、
また、農民は仕事着、普段着において木綿が禁止され、紺麻布を着ていた。
しかし麻は繊維が荒く、津軽地方の冬の寒さを防ぐことができなかったので、
木綿の糸が手に入るようになると、木綿の糸で布目を埋めて刺繍をし、着やすく暖かな服装となった。

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この刺繍が、こぎん刺しと謂われるものだ。
この刺繍には、テコナ、ハナッコ、マメッコ、猫のマナコなど、300種以上の基本模様があり、
この模様をつなげて、伝統的な、美しい文様を作り上げる。
以前、成田所長から結婚祝いに、こぎん刺しのテーブルセンターを頂いたが、
普段の生活に自然に馴染み、今も大事に使わせて頂いている。

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この番組を観て、家内と一緒に気に入ったのが、掲載している画像の、こぎん刺しストールだった。
このストールは、手染めこぎん工房 キルクディクディクの、角舘 徳子さんの作品だ。
女優の、大後 寿々花さんが、身に付け、とても素敵だった。
素材の麻布から感じる親近感と、草木染の優しさが、まとっていて、とても自然に感じられた。


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私の頭の中で、一つの閃きが起きた。
間もなく、家内の誕生日だ。
同じものを、プレゼント出来ないかと、考えた。
在庫はあるのか、値段は買えるものか、誕生日まで間に合うか、頭の中がパニックにもなった。
家内に提案し、すぐ角舘さんにメールした。
すると、すぐ、返信が来て、一つだけ在庫があり、すべての心配は、一気に解決した。
今日が、家内の誕生日、画像のストールは、昨日届いたばかりだ。

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角舘さんから届いた小包には、手書きの温かなメッセージが添えられていた。
イメージ通りのストールに、角舘さんからのお言葉は、さらなる感動を私たちに与えてくれた。
角舘さんとのメールのやり取りで、知ったことだが、
角舘さんは、弘前こぎん研究所に、学生時代から関わりを持ち、卒業後、2年間勤務したこと。
角舘さんは、名前が示す様に、ご先祖様が秋田県角舘市のご出身とも聞いた。
これも、何かのご縁だと、喜んだ。

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届いた、こぎん刺しストールに触れると、手作りの柔らかさがあり、
温かな肌合いが、とても懐かしく思われた。
茜染めのピンクに染められた麻布に、
月見草染めのグレーの7本の筋、そして、ヒルジオン染めの、優しいグリーンの一筋。
色合いは、麻の薄く透ける生地の特徴からか、見る角度、当てる光の強さによって、微妙に変化し、
それは、限りなく自然で、そこから感じる優しさは、限りなく深いと思われた。

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このストールを、家にあるメジャーで計ったら、36cm×132cmあった。
こぎん刺しの文様を見た人は、すぐ理解できると思うが、その細やかさと、ち密さ。
見ただけで、自分は作れないと思うほどだ。
敢えて、角舘さんに、このストールを作るのに、どのくらい時間がかかるのか、お聞きした。
その答えは、染色に、2日、こぎん刺しに、1週間かかるとのこと。
私は、感謝の気持ちで、もう1度、角舘さんのこぎん刺しストールを手に取り、優しく触れた。

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NHK BSプレミアム、「イッピン・針と糸が作る ひし形の宇宙 ~青森のこぎん刺し~」再放送
来る 6月29日(月) 午前6時30分から6時59分に、再放送されます。
もし、このブログを見て、興味をもたれたなら、ぜひ、ご覧ください。


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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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