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タカハシカオリの世界(その2)

2015-03-30(Mon)
今日の午後、こむこむへ行き、再度、タカハシカオリの世界を探求して来た。
テーマである「ぼくのおとうさんのはなし」100枚のパネルをよく見て、完読した。
子供たちに読みやすくするため、低い高さだったので、屈みながら、
さらに、小さな文字だったので、老眼鏡をしっかりかけて読んだ。
途中から、小学生の女の子が私に付き添い、声を上げて読みあげてくれたので、助かった。

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そこには、主人公「ぼく」から見た「お父さん」について語られていたが、
映画1本出来るほど、中身の濃いストーリーで、父親の誕生から現在まで、語られていた。
タカハシカオリ氏が体験していないだろう時代をも含め、よく時代考証され、
小道具である衣服、背景設定がリアルに作られ、感動させられた。
これら全部読み進んだ子供たちは、自分の父親を「おとうさん」に置き換え、
父親は、色々苦労しながら頑張って、自分を育ててくれると理解したに違いない。

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今回は、タカハシカオリ氏のフィギュアをしっかり見させて頂いた。
初めて見たときから感じたが、フィギュアの美しさに無駄がなかったことだ。
私も一時絵が好きで、美大に憧れを持った。
そのため、高校3年間、美術室にこもり、石膏デッサンを続けた。
そこで、如何に描く線を抑え、正確なバランスで、絵に質感を出すかを学んだ。
タカハシカオリ氏のフィギュアは、ただ作るのが好きで始めているのではなく、
絵画の基本に裏付けされた、芸術にまで高められているのだ。

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美大で絵を描く勉強はもちろんだが、それは最終的に自分自身で極めなければならないことだ。
美大では、それよりも美術の歴史、作品の特徴、制作する材料、道具についての学びが大切だろう。
建物であれば、構造学、人物であれば、解剖学、骨格、筋肉についても学ぶ。
当然、有名な画家の、本物の作品を鑑賞し、ときには、その複製を試みる。
タカハシカオリ氏の作品から、そのすべての要素を感じる。

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黄金分割という言葉を聞いたことがあると思う。
最近の抽象画、現代画では、もう化石的な言葉かもしれないが、
黄金比と言う、完全美の比率の分割を意味し、それは、もっとも安定した美しい比率だ。
タカハシカオリ氏が黄金分割を意識したかは知らないが、それに裏付けられた完全美を感じた。

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こうした完成された美は、理論的には説明できても、それを知るからと、
誰もが、感動するような美を、表現できるかといえば、それは違う。
そこに、芸術家の天性ともいえる、感性がなければ、その美を生み出すことが出来ない。
そして、さらに必要なことは、それを生み出すエネルギーである。
岡本太郎は、「芸術は、爆発だ!!」と叫んだが、その力が必要である。
タカハシカオリ氏には、そのエネルギーを兼ね備えていた。

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「ぼくのおとうさんのはなし」を鑑賞し、そこにタカハシカオリ氏のエネルギーを見つけたのだ。
彼女がなぜ、このテーマを選んだかは知らないが、彼女にとってそれがごく自然に描けたのだと思う。
それは、彼女のホームページ、ブログを読んで知ったことだが、
福島での展示会に、ご両親などが来られ、応援を受けていることだった。
そこから、彼女のエネルギー、それは「家族」だったと、確信した。
その「家族」のエネルギーは、若い彼女が夢見て、将来作るであろう、自分自身の家族像に導かれ、
豊かなイメージと創作意欲に、力強く結びつけられているに違いない。

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そして、そのエネルギーは、人間を人間として表現するには、余りがあり、
身体は人間だが、顔を動物に置き換えることにより、より豊かに表現出来ることとなった。
動物たちの表情は、タカハシカオリ氏の爆発するエネルギー、そのものなのだ。

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このバンドのフィギュアは、Chage feat. the EARTH のタイトルで、
2010-2011年 Chage Live Tour の中で歌われた
「まわせ大きな地球儀/Chage」(UNIVERSAL)MVの、ミュージックビデオ撮影で用いられ、
そのフィギュアは、Tシャツにプリントされ、会場で販売された。

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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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