紫のクロッカス
2012-03-30(Fri)
今日の福島は、21.9度(午後1時57分現在)と、暖かな一日となった。
日陰以外は、ほとんどの雪が融けた。
それでいて、強い日差しはなく、空に厚い雲があるものの、
湿度は、20%(午後2時26分現在)と低く、からっとして過ごしやすかった。
教会正面階段下の芝生に、黄色のクロッカスに続いて、紫のクロッカスが咲き始めた。
今年は寒い日が続いたので、いつ咲くか心配したが、去年とまったく同じ日に咲いた。
でも、色は、いつもより薄い感じだ。
そんな中、日本国内の原発54基、全停止の日が、近づいている。
北海道電力は、3月24日、定期検査のため、運転中の泊原子力発電所(北海道泊村)3号機を、
5月5日に運転停止させる方針を固めたからだ。
26日に東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6号機が定期検査に入り、
関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機の再稼働がなければ、
全国に54基ある原発全てが停止することになる。
5月5日は、子供の日だが、原発全停止の記念日となる。
子供の日に、相応しいプレゼントだ。
将来に1基でも原発を残さないこと、それが実現しなければ、原発事故の被害者は、たまらない。
「ふくしま」から、安全、安心の、当たり前の生活を、日本中に、全世界に発信する。

しかし、今の野田政権は、機会を見て、原発再稼働の好機を狙っている。
ストレステストを目隠しに、原発安全神話を復活させようとしている。
原発をどんな覆いで隠せても、その危険性は変わらない。
原発再稼働を、政治判断で決めるというが、その結果、事故が起きたとき、誰がどう責任を取るのか。
「ふくしま」が、こんなに苦しんでいるのに、その声を聞こうとしない。
原発事故調査が、その最終結論を出していない中での再稼働は、何を意味するのか。
ある原発専門家は、津波襲来前の震災で、すでに原発は破損していたと指摘している。
未完成の原発を再稼働することは、国の責任者としては、自殺行為、国民に対しては、殺人行為だ。
未来の子供たちに、原発を廃止し、安心して遊べる場所を、早く、確保してほしい。
3月28日の新聞に、高校教科書検定の記事が載った。
国の教育方針がどういう位置にあるか、バロメーターになるのが、教科書検定だ。
その記事は、「原発安全」に対する記述についてだった。
1966年に、日本初商業用原発が稼働して以来、原発推進を国策としてきた日本は、
79年の、米国スリーマイルアイランド原発、86年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故が起きると、
教科書記述に神経をとがらせ、原発の安全性の疑問、放射性廃棄物の課題を記すと、
原発安全神話を汚すと言わんばかりに、検定意見が付き、修正を求めてきた。
今回、来春から高校1年生が使う、現代社会、地理の教科書、16冊が、福島原発事故を取り上げた。
国が強調して来た安全性の懸念、放射性物質漏れ、放射能汚染の食品、原発の安全性の問いなど、
踏み込んだ記述に、検定意見が付かなかった。
脱原発の意識の高まりが背景と解説されているが、
世論が落ち着けば、再び厳しくチェックしてくる可能性があると警戒する。
これからも教科書検定には、関心を持って見守るつもりだ。


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日陰以外は、ほとんどの雪が融けた。
それでいて、強い日差しはなく、空に厚い雲があるものの、
湿度は、20%(午後2時26分現在)と低く、からっとして過ごしやすかった。
教会正面階段下の芝生に、黄色のクロッカスに続いて、紫のクロッカスが咲き始めた。
今年は寒い日が続いたので、いつ咲くか心配したが、去年とまったく同じ日に咲いた。
でも、色は、いつもより薄い感じだ。
そんな中、日本国内の原発54基、全停止の日が、近づいている。
北海道電力は、3月24日、定期検査のため、運転中の泊原子力発電所(北海道泊村)3号機を、
5月5日に運転停止させる方針を固めたからだ。
26日に東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6号機が定期検査に入り、
関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機の再稼働がなければ、
全国に54基ある原発全てが停止することになる。
5月5日は、子供の日だが、原発全停止の記念日となる。
子供の日に、相応しいプレゼントだ。
将来に1基でも原発を残さないこと、それが実現しなければ、原発事故の被害者は、たまらない。
「ふくしま」から、安全、安心の、当たり前の生活を、日本中に、全世界に発信する。

しかし、今の野田政権は、機会を見て、原発再稼働の好機を狙っている。
ストレステストを目隠しに、原発安全神話を復活させようとしている。
原発をどんな覆いで隠せても、その危険性は変わらない。
原発再稼働を、政治判断で決めるというが、その結果、事故が起きたとき、誰がどう責任を取るのか。
「ふくしま」が、こんなに苦しんでいるのに、その声を聞こうとしない。
原発事故調査が、その最終結論を出していない中での再稼働は、何を意味するのか。
ある原発専門家は、津波襲来前の震災で、すでに原発は破損していたと指摘している。
未完成の原発を再稼働することは、国の責任者としては、自殺行為、国民に対しては、殺人行為だ。
未来の子供たちに、原発を廃止し、安心して遊べる場所を、早く、確保してほしい。
3月28日の新聞に、高校教科書検定の記事が載った。
国の教育方針がどういう位置にあるか、バロメーターになるのが、教科書検定だ。
その記事は、「原発安全」に対する記述についてだった。
1966年に、日本初商業用原発が稼働して以来、原発推進を国策としてきた日本は、
79年の、米国スリーマイルアイランド原発、86年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故が起きると、
教科書記述に神経をとがらせ、原発の安全性の疑問、放射性廃棄物の課題を記すと、
原発安全神話を汚すと言わんばかりに、検定意見が付き、修正を求めてきた。
今回、来春から高校1年生が使う、現代社会、地理の教科書、16冊が、福島原発事故を取り上げた。
国が強調して来た安全性の懸念、放射性物質漏れ、放射能汚染の食品、原発の安全性の問いなど、
踏み込んだ記述に、検定意見が付かなかった。
脱原発の意識の高まりが背景と解説されているが、
世論が落ち着けば、再び厳しくチェックしてくる可能性があると警戒する。
これからも教科書検定には、関心を持って見守るつもりだ。



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