雪の大内宿

2011-02-28(Mon)
横浜の義兄夫婦が来たので、大内宿に案内することにした。
天気予報は、雨だったが、朝から雪がちらつく、生憎の福島。
多いところで、30センチの積雪予報もあり、冬に逆戻りだ。

大内宿
大内宿(おおうちじゅく)は、福島県南会津郡下郷町大字大内にある旧宿場。重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。南会津の山中にあり、全長約450mの往還の両側に、道に妻を向けた寄棟造の民家が建ち並ぶ。江戸時代には「半農半宿」の宿場であったが、現在でもその雰囲気をよく残し、田園の中の旧街道沿いに茅葺き民家の街割りが整然と並ぶ。大内宿本陣跡には、下郷町町並み展示館がある。民宿や土産物屋、蕎麦屋などが多数立ち並ぶ。特に蕎麦に関しては、高遠そばの名で知られており、箸の代わりにネギを用いて蕎麦を食べる風習がある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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大内宿には、初めて行く。
道順をいろいろ調べたが、時間と距離を考えて、白河から入ることにした。
東北道の、白河中央スマートICで下り、4号線、289号線から、下郷町に入る。
西郷村の甲子(かし)温泉までの山道は、道が狭く、30センチ近く、雪が積っていた。
ところが、新しい甲子トンネルを過ぎ、下郷町に入ると、道が広く、道路に雪もなく、走りやすかった。
そこから、121号線に入り、大内宿に着いたのは、9時半に出かけて、お昼前だった。

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大内宿の狙いは、三澤屋の、ネギそば。
テレビで見るだけで、何も知らないが、いつも、いつか食べてみたいと思っていた。
三澤屋は、大内宿に入って右側にあり、看板もあって、すぐ分かった。
月曜日の、雪の降る山奥なのに、結構の人が入っていた。
注文すると、すぐ、お茶と、干し大根と柿の漬物が、来た。
大根は、上品な、程よい塩加減と、甘みがあった。
柿は、色鮮やかで、食べると、炭酸のように、ピリッとして、不思議な味がした。

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義兄夫婦は、酒を頼んだ。
酒は、大内宿の水を使った、オリジナルの酒。
とてもさらりとして、美味しいと褒めていた。
お通しは、野菜と酒粕の、温かい煮物だが、優しい味がした。

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次に、こづゆが来た。
こづゆは、会津の名物で、正月や、祝い事には、欠かせないものである。
具だくさんで、数えきれない種類が入っていた。
これも温かく、寒い雪の中から来たので、ほっとする。
見た目も、とてもきれいだった。

こづゆ
こづゆは、福島県会津地方の郷土料理。
食材は内陸にある会津地方らしく乾物が中心であるが、 江戸時代後期から明治初期にかけて会津藩の武家料理や庶民のごちそうとして広まり、現在は正月や祝い事などの冠婚葬祭で、必ず作られるといっていいほど伝統的でかつポピュラーな郷土料理である。なお似たようなレシピで作られる「ざくざく」もあり、昆布・ダイコン・ゴボウなどが加わり、だしにも煮干しなどが加わる点が異なる。 また、南会津地方ではこづゆを「つゆじ」と言う場合もある。
ホタテの貝柱をだし汁に戻し、ほぐした貝柱に豆麩、ギンナン、一口大に刻んだサトイモ、ニンジン、しらたき、シイタケ、キクラゲ インゲンなど(地域により材料は若干変わる)を加えて、日本酒、醤油で味を整えるが濃くせずに味付けは薄めにするのが特徴。現在はこづゆセットとして土産屋にも置いてある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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次に来たのは、そばがき。
これも温かかった。
大根おろしに、ボリュームたっぷりのそばの塊が、入っていた。
それが、出しのきいた汁に、ネギの香味がうまくかみ合い、お腹一杯になる感じだ。

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この頃には、囲炉裏の炭が、オレンジ色に輝き、顔がほてり、身も心も温まっていた。
その時来たのが、今日の目当ての、高遠(たかとう)そばと呼ばれる、ネギそばだった。
このネギそばは、冷たい汁だったが、温まった体には、とても心地よかった。
そばが、お椀の汁の中で、丸められ、お椀を持つと、ずっしりしていた。
どの器も、会津塗のお椀で、口元に馴染み、そばの味に集中できた。

高遠そば
高遠そば(たかとうそば)は、辛み大根のしぼり汁に醤油か焼き味噌を溶いた汁で食べるそば。長野県高遠地方に特別の辛み大根が産出されたためこの食べ方が生まれた。江戸時代初期のころ、高遠の城主だった保科正之(1611年~1672年)の会津藩への転封の折り、そばの種と職人を連れて行き、この食べ方を会津に広め「高遠そば」と呼ばれるようになった。会津と近接する新潟県の東蒲原地区や中蒲原地区にもこの食べ方が伝わっている。
引用: 蕎麦辞泉

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画像で見ると、このお椀が、いかに大きいか分かる。
そばは、腰が強く、それでいて味わい深く、すっとお腹に入っていく。
そばつゆは、今まで味わったことのない味だった。
特製タレに、金山町自生のアザキ大根おろし汁、かつお節、すべてが、最高のバランスで、調和し、美味い!!
ネギにうまくからませながら食べるところ、心憎い、演出だ!!
しかも、お腹一杯になる。

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帰る頃も、まだ、雪が降っていた。
雪囲いしてあった、土産屋は、お客もまばら。
店主は、商品に雪はかかるし、冬は最悪と言いながらも、深刻な印象を感じさせない、のどかさがあった。

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三澤屋の軒下には、大根が干してあった。
今度は、暖かいとき、違う景色を見ながら、ネギそばを食べに来たいと思った。

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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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