50年振りのクラス会

2010-12-15(Wed)
今回のいわき小旅行は、先月、50年振りに開かれたクラス会の、後処理のため出かけた。
先生ご夫妻を囲んでのクラス会は、15名も集まる盛会に終わった。
準備中、50年のタイムスリップは、どうだろうか、心配と期待が入り混じった。
ところが、みんな一同に会すと、ちゃん、くんの呼びかけで始まり、一気に、小学生に戻った。
時間を忘れ、みんな、話に夢中になった。

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この日、クラス会の幹事だった女友達の店で、会った。
彼女は、会計を担当してくれたが、彼女から、今までの人生模様を聞いた。

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彼女は、建設会社に勤め、その仕事ぶりが認められ、役員になった。
どこにでもある話だが、会社が傾き、負債を抱えて倒産した。
ところが、社長は、雲隠れし、彼女が保証人だったため、1億の負債を抱えることになる。
社長を探すが見つからない、負債の返済は求められる。
行き場のない彼女に、会社が残した今の店を経営すれば、負債は返せるという、強い助言を得る。
彼女が、38歳の時だ。

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料理は得意だったが、事務畑の経験しかない彼女、意を決して、今の仕事を始めた。
ご主人も、仕事を辞めて、手伝った。
それから25年、店の家賃月30万を払い、負債を返し、来年1月、惜しまれながら、今の仕事を卒業する。
これからは、借金返済のためでなく、自分のために、生きるつもりだ。
彼女の作った釜めしを頂いた。
今まで食べた事のない上品な味と、深みが、舌と心に浸みてきた。

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自分の借金を返すのは、当たり前、だが、会社の負債を、社員が返す話は聞かない。
さらに、150センチ足らずの、小さな体を鞭打つ、あらゆる病気が彼女を襲う。
どんなに辛く、苦しかったことか。
しかし、彼女は、とても明るい。
そんな災難が、彼女の人生に起きていたとは、信じられないくらいだ。
「女をやめて、頑張った」という言葉が、ずしりと重い。
そんな彼女から、益子焼の素敵な器を頂いた。
彼女と苦労を共にした器に、「ご苦労さん」と、労った。

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プロフィール

司祭 ヨハネ 橋本光明

Author:司祭 ヨハネ 橋本光明
 Rev.John M.Hashimoto
福島県福島市にある吾妻高原聖アンナ教会の牧師・司祭。
出身地は、福島県いわき市平。
1947年(昭和22年)3月生。
日本聖公会仙台基督教会(宮城県)、鶴岡聖公会(山形県)、米沢聖ヨハネ教会(山形県)、二本松聖マリヤ教会(福島県)、福島聖ステパノ教会(福島県)の牧師および管理牧師、福島聖愛幼稚園の園長として勤務。
挙式組数が、3000組を超え、朝、夕の祈りに、挙式者を覚え、ご家族のご健康と、幸せを祈る毎日です。
モットーは、キリストが、十字架の死を通して、自己犠牲と無償の愛を示された。その愛を、自らも実践し、キリストの愛を、一人でも多くの人に伝えたい。

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